『粗編集』とは、撮影素材の中からOKカットのみを切り出し、シナリオの順番通りに動画をつなぎ合わせたもの、またはその作業を指す。「粗編(あらへん)」とも略される。粗編集の時点では特殊な加工はせず、ただNGカットを切り捨て、OK部分を繋ぐのみの編集となる。この作業によって全体のおおまかな流れを凡そ掴むことが可能となるため、クライアントとの確認作業のために粗編集を一度挟んで制作を行うケースも多い。
HCXにおいては、インタビュー形式、芝居形式、デモ・実写形式等の制作において、粗編集を行うケースが多くみられる。類似する単語として、『仮編集』というワードが存在するが、こちらはテロップ等編集を加えたものなので、作業量としては粗編集とは大きく異なったものとなる。