DDPとは「Disc Description Protocol(ディスク・ディスクリプション・プロトコル)」の略。CD用マスターデータのフォーマットで、2.0というのは、バージョンを指しており、現在の音楽業界で使われているのは2.0になる。データなので劣化がないため近年のCDプレス用マスターの主流となっている。
DDPデータというのは、複数のファイルからできているファイルセットのことで、音楽のCDを構成する情報が各々に記載されているため複数ファイルのセットとなる。DDPには最低でも、1.音楽イメージ(.DATファイル)2.DDP識別子(DDPID)3.DDPストリーム記述子(DDPMS)4.サブコード記述子(PQDESCR)の4つを含まなければならない。そして、通常は5.チェックサム(checksum)という「送られてきたデータが正しいか」を確認するためのファイルも含む。mp3、wav、aiffなどの拡張子をもつオーディオファイルとは違うので、DDPを聴くためには、専用のプレーヤーが必要となる。