撮影において、レンズから被写体までの間で、ピント(フォーカス)が合っている距離のことを指す。例えば、インタビュー撮影などで、話す人物の目にピントが合っていて、後方の壁や置物がぼけて見えるような際は被写界深度を浅く設定している場合といえる。
逆に同条件で、話す人物にも、背景にもすべてにピントが合っている際は、被写界深度を深く設定している場合といえる。被写界深度を浅くするか深くするかは、その映像の演出次第で、ある一点にだけ集中して観てもらいたいような場合は深度を浅く、画面全体を観てもらいたいような場合は深度を深く、といった狙いを持って撮影する。