モノクロ放送の時代に毎秒30フレームで放送していたテレビが、カラー放送に変わった際、カラー信号を入れるためにフレームレートを29.97フレームにせざるをえなくなった。これによって生じる1/1000のズレは時間が長くなればなるほど大きくなる。放送時間が厳密に決められている番組やTVCMではそのズレが致命的なため、時間的差異を埋めるために用いられるのがドロップフレームである。例えば60分の動画では、108フレームのズレが生じる。その108フレームを「0・10・20・30・40・50分」をのぞく54回の分の頭に2フレームずつ割り当てることで、実時計とタイムコードの表示を一致させる。ただし近年は動画の放送媒体が増え、厳密な時間の制約を設けないwebCMなども多く存在する。その場合はドロップフレームを使用せずノンドロップフレームでも問題はない。
ドロップフレーム
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