もともと英語のrenderingは表現、演出、演奏などの意味。コンピュータでプログラムが、与えられた抽象的で高次元の情報、データから計算処理しながら、表示、描き出すこと。動画制作においては、コンピュータ上で作成されたアニメーションやテロップ(文字情報)などの素材を1つの動画として書き出すことを指す。
3DCGの制作においては、モデリング、質感、アニメーションなど様々な要素をコンピュータ上で作成し、それらを管制動画として書き出す。通常の動画は1秒間に30コマで作成されるので、それを1枚ずつレンダリングして動画として完成させることになる。その複雑さや情報量によりレンダリング時間は前後する。映画「アナと雪の女王」では、氷の宮殿のシーンで、1コマ約30時間(最大で132時間)のレンダリング時間がかかったとも言われている。