実績の粋を集めた「法人向けビジネスにおける動画活用」講座

 2018.04.03  2023.07.31

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Webに限定しないビジネス全般で活躍する動画

先日、宣伝会議でBtoB企業における動画活用という講座を実施しました。宣伝会議といえば、広報・宣伝・マーケティングに携わる方なら必ず知っているというレベルの実績と歴史のある出版会社で、日本で初めて広告専門誌を創刊したことでも有名です。今や、ナショナルクライアントおよび広告代理店に勤めている人にとって、最も権威ある雑誌の一つになっています。

BtoC企業向け情報の出版会社というイメージが強かったので、数ヶ月前に講師のお話をいただいた時は少し驚きましたが、今回は「BtoB企業向けの動画」がキーワードだったことと、数多ある動画関連会社の中より、ヒューマンセントリックスを選んでいただいたことを、とても光栄に思い、快諾しました。

宣伝会議からの依頼は「Web動画をテーマに2時間30分ほどの講座を受け持ってほしい」でしたが、月に200〜300件の法人向けビジネス向け動画案件に携わる身として、テーマをWeb動画に絞り込んでしまうと、ビジネスでの動画の有効活用方法が限定されてしまうという理由で、テーマを「BtoB企業における動画活用」にしていただきいました。

さて、2時間30分の講座です。1社向けの動画活用の勉強会であれば、ヒューマンセントリックスのプレセールスの一環として60分ほどの説明と、その会社の課題を前提とした30分のディスカッションという構成になります。

ヒューマンセントリックスで一般向けのセミナーを単独で行うことは、実はほとんどありません。逆に1社向けの動画活用の勉強会は数多く実施しており、最近の旬であるマーケティングオートメーションやコンテンツマーケティングのベンダーやプラットフォーマー、コンサルティング会社が主催されるセミナーに1コーナーをいただいて、お話しする機会が多くあります。

少なくとも、法人向けビジネスの活動において、動画は何かを実現するうえで強力となります。言い方を変えれば、動画は主役でなく脇役なのです。

今回、宣伝会議で企画されたセミナーには下記のようなものがあります。

  • BtoBマーケティングの全体像
  • 営業ツール・クリエイティブ
  • イベント・展示会出展 自社セミナー
  • Webサイト
  • ネット広告
  • SNS活用
  • 見込顧客のナーチャリング
  • マーケティングオートメーション
  • メールマーケティング
  • 動画活用
  • コーポレートブランディング
  • セールス部門との連携

動画活用の他に11テーマになります。

これらのテーマは宣伝会議が調査分析した結果で、法人向けビジネスのマーケティングや宣伝業務、営業活動に携わる方にとって、今学びたい旬なテーマということでした。

実は、上述のテーマ全てにおいて、過去に「脇役」としての動画のお話ししたことがあります。

企業活動の中で、いろいろなサービスやソリューションと共存して活用できる動画というツールは、営業活動やマーケティング活動をする上で、とてもユニークなツールと言えるでしょう。

ここでは、過去のセミナーでお話ししたポイントを、各テーマにあわせて簡単にご紹介します。

BtoBマーケティングの全体像

マーケティングの全体設計を行う上で、どのマーケティング担当者もいかにしてコンテンツ充実させるかに課題を感じており、動画はその中でも有力なツールとなります。

リモートワーク時代の動画配信まるわかりガイド
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営業ツール・クリエイティブ

タブレット端末が一般化して、営業活動において強力な武器になりつつあり、今後ますます広がっていくでしょう。鮮明な画面、明瞭な音声を手軽に持ち歩ける端末を利用した動画によるプレゼンテーションで、スムーズな説明がいつでも、誰でも可能になります。

イベント・展示会出展 自社セミナー

イベントの最初にアタック動画を使って参加者を注目させます。展示会場には多くのデジタルサイネージの中で動画を流して参加者を誘導します。そして自社セミナーを同時にライブ配信すれば、場所や移動の制約がなくなり、全国のお客様に参加いただけるようになります。

Webサイト

イベント・展示会、自社セミナーで活用した、製品動画やデモ動画、そして、イベント自体のダイジェスト動画、展示会レポート動画、さらには、自社セミナー動画など、Webサイトに動画を掲載することで、イベント・展示会、自社セミナーが終わった後も、インターネットのバーチャルな空間で、継続したプロモーション活動が可能となります。

ネット広告

ネット広告で最も有名なYAHOO! JAPANのトップページ「ブランドパネル」のほとんどは今や動画になっています。動画には視聴者を引き付ける力があります。

SNS活用

莫大な広告費を使うことなしにターゲットを絞り込んで認知いただく手法として、SNSの活用があります。FacebookやTwitterなどは、動画の配信や見せ方など、次々に強化され、法人向けビジネスにとっても有力な広告媒体となってきました。

見込顧客のナーチャリング

見込顧客それぞれの興味度に合せて、見てもらうコンテンツを分けることが重要になってきます。まだあまり興味を持っていない潜在顧客などに向けたコンテンツの場合、短時間で情報を訴求して興味喚起を起こせる動画の役割は大きいと思います。

マーケティングオートメーション

マーケティングオートメーションを導入している企業の課題の多くは、コンテンツの企画・制作であり、その中で最も期待されているのが動画となります。

メールマーケティング

PDFなど静的なコンテンツと比べて、動画のメール内でのクリック率は1.8倍から5倍というデータがあるぐらい、メールマーケティングにおいて動画は有効なツールとなります。

コーポレートブランディング

コーポレートブランディングを分かりやすく社内外に浸透させるためにコーポレートブランディングの可視化である動画を活用いただいています。

セールス部門との連携

様々な製品サービスを次々に売っていかなければならない営業担当者にとって、現場で簡単にかつ有効に使えるツールが渇望されています。動画は現場で活動する営業担当者にとって良きパートナーになります。

以上が動画が脇役のテーマです。

どうでしたか?お話しするとすれば、どのテーマも大体30分くらいのセミナー内容となります。

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「BtoB企業における動画活用」講座のアジェンダ

さて、今回はあくまでも動画が主役の話ですし、有料講座でもあるので得意の営業トークも封印する必要があります。

そこで、いろいろな制限のある中で、講座として参加者に対して、2時間30分を有意義な時間にしていただくために下記の内訳にしました。

  • BtoB企業における動画活用(1時間)
  • 知識・情報関連(20分)
  • 裏話関連(20分)
  • 具体的課題に関する解決策 or ワークショップ「動画を作ってみよう」(40分)
  • 休憩:(10分)

動画関連のセミナーでは、米国BtoB企業の「動画マーケティング」最新調査で「96%が動画マーケティングを実施」などのような一般論やデータ中心の話が少なくありません。もちろん、市場状況を理解する上で大切ですが、そのような話であれば、本や雑誌、ネットを見ればすぐに出てくる情報です。私が参加者だったら、ネットや情報誌では聞けない、もっと現場レベルの生々しい話を聞きたいです。

だから、事例を交えた実践的な話を中心に、法人向けビジネスにおける動画活用を整理しました。もちろん、ネットでは公開できないような裏話的な内容も多く盛り込みました。

1社向け勉強会であれば、お客様の課題や疑問に対して、あれこれとガイドしながら、ディスカッションするのが一番盛り上がりますが、今回に限っては、参加者のレベルや雰囲気が分からないため「具体的課題に関する解決策」をテーマに盛り込んでも、ディスカッションが成立しないことも想定されました。参加者はあえて自社の状況をモルモット的に扱われることを喜ばないからです。やはり、具体的な課題や解決策については(全体の雰囲気にもよりますが)、できれば公の場でなく、個別で確認したいテーマです。

そこで、ワークショップ「動画を作ってみよう」というのを盛り込みました。最近、ビジネスへの動画活用に対して意識の高くなってきたお客様から、ヒューマンセントリックスのディレクターや営業担当者へ、イメージ通りの動画を作成するためのポイントやクリエーターとの意思疎通の取り方など、動画制作に対する多くのご質問が多くなってきています。今回の参加者の皆様も動画活用への意識は高いはずなので、そのようなニーズに対応するために動画制作を体験するワークショップを取り入れてみました。

ということで「BtoB企業における動画活用」講座のアジェンダは下記の通りに決定しました。

はじめに自己紹介

①動画で重要なのは「時間(尺)」
②BtoB企業における動画の活用
 -営業の現場にて
 -展示会/イベントにて
 -自社セミナーにて
 -デジタルマーケティング(MA、メール、Web等)にて
③活用できる動画の表現
動画制作のポイント、予算感
⑤具体的課題に関する解決策
⑥ワークショップ 自社で活用できる動画を作ってみよう

本日のまとめ


いかがですか?以上が、ヒューマンセントリックスの実績と経験の粋を集めた「BtoB企業における動画活用」の構成となります。

次回以降、講座の内容の一部にはなりますが、本コラムを通して皆様にも紹介していきたいと思います。

今回も、最後まで、ご覧いただき、ありがとうございました。

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