動画の配信
動画の配信は、大きく分けると2つにわかれます。
1つは、 Live 配信でもう一つはオンディマンド配信です。
企業向けの Live配信の対応として最も多いのがセミナーの配信です。たまにニュース番組風の Live配信やサービス紹介の Live配信などもありますが、当社の対応として多いのは、大きい自社イベントやセミナーの配信で、集客が順調で、メイン会場に人が入れなくなる場合などに活用されます。また、 Live配信の映像をサテライト中継という形で、同じ会場の別部屋向けに使用することもあります。
オンディマンド配信は、 Webサイト上で動画を配信することです。誰でも視聴できるようにオープンに掲載・配信しておけば、24時間365日ユーザーは視聴することができるので、サービス紹介の動画は営業の代わりになり、会社説明などは動画が勝手にしてくれます。また、最近では、顧客情報を取得するために、動画を視聴するには、個人情報を登録させる、ログインしないと視聴できないというように設定し、ナーチャリング (顧客育成 )に動画が活用されています。その他、 MA(マーケティングオートメーション )ツールなどと連携し、活用される事例も最近では多くなっています。
Live 配信
世の中には、いくつも Live配信のプラットフォームがありますが、私達がお勧めするのは、 Youtube Liveになります。まずは、無料ということ。そして、どんなデバイスからでも最適化された形で配信されるので、ユーザーは安心して慣れた環境で視聴することができます。
実際動画を Live配信したい場合は、アカウントを作り、配信ボタンを押して、 PC のウェブカメラやスマホのカメラを使用し、すぐに配信することができます。※アカウントの開設に時間がかかることがあります。
また、 Youtube上の検索に引っかかるオープンな配信はもちろんすることができますが、限定公開という形で Youtube上の検索に引っかからず、 URL を知っている人だけが視聴できるというような制限をすることもできます。誰が見たかというような形で履歴を取ることはできませんが、チャットを機能で視聴者から意見をもらったり、何人が視聴しているかなどを履歴として取ることはできます。配信終了後は、配信した内容をアーカイブとして残すこともできるので、見られなかった方などへのフォローとしてもすぐに活用ができるのも魅力の一つです。
企業によっては、 クローズドな環境で配信し、 視聴履歴からリードを獲得したいという要望もあると思います。その場合は、別の仕組みが必要ですが、視聴者に個人情報を登録してもらい、視聴時にログインをさせ、ログインした先でライブ配信を行うことで、誰が視聴をしたかということがわかりますので、その情報を営業に活かすことができます。もちろん、 Youtube Liveを埋め込むこともできますし、そういったプラットフォームもたくさんあります。当社では、 SVPオンラインという動画配信ソリューションをご用意しています。
SVPオンラインは、運用に合わせてツールを組み合わせ、オンラインイベントやオンライン配信を実施するためのソリューションです。集客LP - 参加登録 - ログイン - イベント視聴 - アンケート回答というようなオンライン配信を、集客LP・セッション一覧を作るコンテンツ配信CMS、ライブ配信やオンデマンド配信に加え、チャットや質問フォームなどで、視聴画面を作るライブ配信CMS、参加登録フォームやアンケートを作るフォームCMS、視聴完了率や外部リンクへのクリック履歴が取得できるHTML5プレーヤーといったツールを、お客様の運用に合わせてご提供しており、シンプルで無駄がなく、運用コストを抑えたオンライン配信を実現できるソリューションとなっています。
オンディマンド配信
ここからは、オンディマンド配信について、紹介したいと思います。上述のSVPオンラインも対応しておりますが、当社では、 LePMOSという採用やeラーニング向けのプラットフォームもご用意しております。
https://www.humancentrix.com/streaming/platform/lepmos
こちらは、オンライン会社説明会をセットにしたパッケージもございますので、会社説明会の配信や学生の管理に活用いただけるプラットフォームです。こちらもご興味がありましたら、お問い合わせください。
その他、世の中にはたくさんのオンディマンド用動画配信プラットフォームがございますが、私からは、 3つ紹介したいと思います。
Youtube
Youtubeは、オンディマンド配信のイメージの方が強いと思います。普段、 Youtubeに上がっている動画を視聴している方も多いと思いますが、これがオンディマンド配信です。実際、 Youtubeアカウントさえあれば簡単に動画をアップし、オンディマンド配信することができます。当社ももちろん Youtubeにチャンネルページを作成し、動画を掲載しております。
https://www.youtube.com/channel/UCBnLga2fkYo8cvFoIvntW1A
動画を制作している企業の多くは、 Youtubeのチャンネルに動画をアップロードし、 Youtubeへの Linkや Youtubeの動画を自社サイトに埋め込み動画配信する形が多いです。
Youtubeの一番の魅力は、やはり無料・最適化された配信です。 PC、モバイルに関わらず、基本的にどんなデバイスからも見ることが出来ますし、字幕の自動表示や視聴者側の配信環境に合わせて、映像のサイズなどを自動調整してくれますので、見る人のことを考えたプラットフォームといえると思います。まず、動画を Webで配信したいということであれば、手軽に始めることができる Youtubeをおすすめします。
ここから紹介する2つのプラットフォームは、マーケティングという観点で考えた時に、非常に有効だと思える物を選んでみました。
ブライトコーブ
ブライトコーブ株式会社 (日本法人 )は、 2008年から長年に渡って、動画専用のクラウド CMSである Video Cloudを提供しており、動画の管理、再生、動画ポータルの作成、ライブ配信、コンバージョンの創出、視聴ログ解析、マーケティングツールとの統合・連携などができる動画配信プラットフォームです。
https://www.brightcove.com/ja/online-video-platform
また、マーケティング専用のVideo Marketing Suite も提供されており、よりマーケティング活動に即した動画の活用・配信ができるようになっています。
https://www.brightcove.com/ja/video-marketing-suite
活用されているお客様を何社も知っていますが、有料であるものの、使い勝手は非常に良いようです。実際、 MA(マーケティングオートメーション )ツール用の配信プラットフォームとして連携もできるので、顧客の動画視聴のデータを連携し、リードナーチャリングに活かす会社が多いとも聞いています。
https://www.brightcove.com/ja/
こんな動画もあるみたいです。
https://www.brightcove.com/ja/online-video-platform
Wistia
Wistiaも動画の配信と分析ができるプラットフォームですが、動画マーケティングに特化しているプラットフォームであり、MA(マーケティングオートメーション )ツールとの親和性が高いのが特徴です。特に効果動画に関する視聴・データ分析に特徴があり、無料プランでまずはお試しすることもできます。
管理画面での設定やメールアドレスに紐付いた動画視聴ができますので、ユーザーの敷居を低くした状態で、情報収集ができます。 Marketo、 Pardot、 HubspotなどのMA(マーケティングオートメーション )ツールと連携し、その視聴データをナーチャリングに活かすことができます。
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まとめ
Live配信のプラットフォームとしては、
- IBM Cloud Video(旧名: Ustream)
https://www.ibm.com/jp-ja/marketplace/ibm-cloud-video - TwitCasting
https://twitcasting.tv - ニコニコ生放送
http://live.nicovideo.jp - SHOWROOM
アーティストやアイドル、タレント等の配信が無料で視聴でき、 Live 配信にも対応 https://www.showroom-live.com
などもありますし、 オンディマンド配信用プラットフォームとしても、
- Vimeo: Youtubeよりクリエイター要素の強い。無料
https://vimeo.com/jp - C-stream
http://www.omiya-s.com/c-stream.php - ULIZA
https://uliza.jp - Millvi
https://millvi.jp - J-stream
https://www.stream.co.jp
などは、有名です。
まずは、無料のサービスを活用し、スモールスタートで始めるのか、最初からお金をかけてちゃんとした体制で(外部に委託なども含めて)、 Live・オンディマンドで配信するのかを決める必要があります。いずれにしろ、配信をすることが目的ではなく、企業にとっては、そのコンテンツをどうビジネスに活かしていくのかが重要なので、その点を考慮しつつ、良質な動画を制作しながら、最適な配信手段を選択し、ユーザーに的確にどの情報を届けるのかを見極めていくことが必要です。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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