プレゼンに動画を活用するポイントをプロが解説

 2019.02.25  2023.07.31

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どんなビジネスパーソンも「ジョブズのようにプレゼンできれば…」と考えたことがあるでしょう。米Appleの創始者であるジョブズのプレゼンはあまりにも有名で、世界中のビジネスパーソンに大きなインパクトを与えました。しかしながら、彼のプレゼンは多くの時間を割いて練習を重ねたものなので、日常業務に日々追われるビジネスパーソンにとっては、なかなか真似できるものではありません。

しかし、ジョブズのようにとはいかなくとも、今よりも圧倒的にプレゼン効果を高められる施策があります。それが「動画コンテンツの活用」です。

1分間の動画コンテンツにはWebサイト3,600ページ分の情報を詰め込むことができ、映像/音声/BGMで様々な演出を加えることができます。今でこそPowerPointのスライドにアニメーションを加えることが一般化していますが、そこに動画コンテンツが交わることでどれくらいのインパクトが生じるかを想像してみてください。

ジョブズも実際に動画コンテンツを用いてプレゼンを行っていましたし、動画コンテンツの高い効果は実証済みと言ってもよいでしょう。

本稿では、そんなプレゼン動画を作るポイントについてプロの視点から解説していきます。

プレゼン動画を作るポイント

それではさっそく各ポイントについて解説していきます。

Point 1.オープニング動画を流す

プレゼン開始時にぜひ行ってほしいのがオープニング動画を流すことです。日本人は、海外諸国のビジネスパーソンに比べてプレゼン冒頭での「つかみ」が苦手だと言われています。確かに、ジョブズのプレゼンの特徴は冒頭で聴衆1人1人に話しかけるように、会場の雰囲気を盛り上げていくことでした。一方日本企業のプレゼンでは、それとは反対に資料に目を落としてそそくさと開始するという場面をよく見かけます。

しかし、苦手なことを克服するのにも多くの時間がかかるため、ここでオープニング動画を活用します。プレゼン開始時にちょっとした動画でプレゼンの内容や進行役に関する情報を流すことで、一気に話やすい雰囲気を作り上げることができます。動画コンテンツなら、つかみが苦手なビジネスパーソンでも会場の注意喚起を簡単に行えるでしょう。

Point 2.プレゼン動画は随所にちりばめる

プレゼン動画を活用するにあたって、長編的な動画コンテンツをプレゼンのど真ん中に持ってくるケースを多々見かけます。そうしたプレゼン動画ほどクリエイティブに作られており、進行役は誇らしげにプレゼン動画を流しますが聴衆の大半はその動画コンテンツに飽きてしまうことも多いかもしれません。

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プレゼン動画はところどころに流すからこそ聴衆の注意を引き、プレゼン効果を高めることができます。そのため複数の動画コンテンツを作成し、随所にちりばめることが大切です。例えばお客様の声(事例動画)を流したり、わかりやすい製品説明動画を流したりします。

Point 3.1つ1つの動画時間を短く

プレゼン動画に限った話ではありませんが、動画時間は可能な限り短くするのが吉です。近年のビジネスパーソンはスマートフォンを日常的に使用していることから、コンテンツ消費の傾向が大きく変わり、長い動画コンテンツは余程の興味がないと飽きやすい傾向にあります。プレゼンという特別なシーンにおいてもその傾向が出るので、1つ1つの動画時間は可能な限り短くするのがポイントです。

できれば60秒以内、長くても90秒以内にまとめるのがよいでしょう。その際はイラストやグラフを活用して情報を直感的に理解できるようにすると、動画時間を短くまとめることができます。

Point 4.3部構成にする

ジョブズがプレゼン時にこだわっていたのが「3」という数字です。プレゼン全体を3部構成にしたり、製品の魅力を3つのポイントで解説したりと、とにかく3という数字があちらこちらに存在してしました。この「3」という数字は、何か情報を伝える上でとても効率のよい数字であり、少なすぎず多すぎないことで聴衆にとって情報が頭に入りやすくなります。

プレゼン時に実践しているビジネスパーソンも多いでしょうが、プレゼン動画の構成も「3」にするのが情報伝達において分かりやすく、聴衆を飽きさせない動画コンテンツに仕上がります。

Point 5.デモ動画は極限までシンプルに

製品紹介を主体としたプレゼンの場合、デモ動画を流すことが多いかと思います。ここで注意していただきたいのが、デモ動画は製品の特徴をダイレクトに伝えるために、極限までシンプルにすることです。よく長々と製品説明を加えたデモ動画を目にしますが、大半の情報は右から左へと流れています。それでは、プレゼンで訴求したい内容が薄れてしまいますね。

従来製品と何が変わったのか?何が革新的なのか?など伝えたい情報がたくさんあるのは分かりますが、デモ動画が複雑だと製品に対するイメージそのものが下がってしまう可能性があります。

Point 6.情報を詰め込み過ぎない

1分間の動画コンテンツにはWebサイト3,600ページ分の情報と冒頭で説明しましたが、これは動画コンテンツがそれくらいの情報量を持てるコンテンツという意味であって、実際にWebサイト3,600ページ分の情報を詰め込むのが良いというわけではありません。人間には時間当たりに処理できる情報量が決まっているため、動画コンテンツにいくら情報を詰め込んでも、そのすべてを吸収できる人間はいないのです。

それよりも、映像/音声/BGMで動画コンテンツを演出しつつ、本当に伝えたい情報だけをシンプルに訴求する方が、プレゼン動画として高い効果を持ちます。

Point 7.時にアニメーションを活用する

一見してプレゼンにはあまり関係のないアニメーション動画を活用すると、プレゼン効果を高められる時があります。たとえばジョブズは製品紹介の中で必ず「敵役」と「ヒーロー」を登場させていました。敵役とは「従来の問題点」であり、ヒーローとは「新製品による解決」です。

その解説をしている際に、プレゼンの後ろで「敵役をヒーローがやっつける」ような動画コンテンツを流してみると、解説に加えて映像でその情報が脳裏に焼き付けられるため、非常に高い効果を発揮することがあります。

プレゼン全体を動画化することも効果的

うまく動画を活用したプレゼンは、メリハリが出て聴衆を引き込みます。そして理解度を大幅に高めることが可能になるのです。また、一つ重要なことがあります。せっかくプレゼンするのですから、そのプレゼン自体を動画にすることも忘れないようにしましょう。プレゼンは一般的に人を集めたイベントやセミナー会場で行います。そこには物理的に参加できない聴衆も数多くいるわけです。せっかくですからプレゼン自体を動画におさめて後日、自社のWebサイトなどで展開することで、さらなる効果を期待できます。

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プレゼン動画はあくまでツールであることを忘れない!

いかがでしょうか?以上のポイントを押さえることで、より効果的なプレゼン動画を作成することができます。わかりやすいプレゼンは、当然視聴者にとっても理解しやすく、大きな武器となります。ただ、テクニックばかりに走るのでなく、あくまでコンテンツが重要で、その訴求効果としてプレゼン動画が役に立ちます。

ストーリーや内容を考えるのは自分自身であるということになります。この点に十分注意していただきたいと思います。プレゼン動画を活用したいが、どうして良いかわからない、もっと効果的な動画を作成したいという場合には、ヒューマンセントリックスにお声がけいただければ嬉しいです。

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