ウェビナー用の動画撮影やライブ配信を行う際には、場所選びが重要です。例えば社内の一室を使う場合、雑音や映りこむ背景が配信するコンテンツの内容にマッチしない、といった弊害を招くおそれがあります。また、撮影機材や配信設備も用意しなくてはならず、初期費用がかさみがちです。
そこでおすすめしたいのが、撮影や配信設備の整ったスタジオの利用です。本記事では、ウェビナーに利用するスタジオの選び方や、利用するメリットなどを解説します。
ウェビナーで使うスタジオの種類
ウェビナーで利用できるスタジオは、大きく2種類に分けられます。ひとつは、コンテンツ制作やライブ配信を行う場所としてレンタルされているスタジオです。レンタルスペースやレンタルオフィスをイメージするとわかりやすいかもしれません。
このタイプなら、スペースを撮影や配信に利用できることはもちろん、必要な機材や設備も整っています。カメラやマイク、照明などのハードウェアや、配信ツールやネット接続環境を整えているところも少なくありません。
もうひとつは、場所と設備の提供だけでなく、ウェビナーに関するトータルサポートを提供しているタイプのスタジオです。動画の収録や編集はもちろん、スタジオのセッティングや配信当日のサポートなどにも対応しています。
とりあえず撮影や配信に利用できる場所だけを求めているのなら、前者がおすすめです。サポートサービスがない分、費用を安く抑えられるからです。
反対に、全般的なサポートを求めるのなら、後者がおすすめです。「ウェビナーを開催したいものの、何から手をつけてよいのかわからず、必要なものやプロセスすらわからない」といった状態なら、まずは手厚いサポートが受けられる制作スタジオがマッチします。
ウェビナーでスタジオを使う利点
撮影・配信に必要な機材や設備、部屋を自社でそろえる必要がなく、制作スタジオならサポートも受けられるメリットがあります。それぞれの利点を詳しく解説しましょう。
ウェビナー撮影のために部屋を用意する必要がない
スタジオを利用しない場合、自社で動画撮影や配信場所を確保しなくてはなりません。余っている部屋があるのなら問題ありませんが、そうでない場合には、ウェビナー用に余分なスペースを確保しなくてはならないのです。
そもそも規模の小さな企業では、オフィスに余分なスペースがないケースも考えられます。近年では、バーチャルオフィスを利用して事業を行う企業も増えていますが、このような会社もウェビナーに利用できるスペースがありません。
ウェビナー撮影用のスタジオを利用すれば、自社でスペースを確保する必要がありません。日々の業務に利用している一室を片付け、ウェビナー用に整備する必要がなく、手間と時間を削減できます。
そしてウェビナー撮影用スタジオなら、必要なときに必要なだけ利用できます。自社で確保し、維持する必要がなく、コストの削減にもつながるでしょう。
ウェビナー配信設備をそろえる必要がない
ウェビナーを開催しようにも、配信用の機材がなければ始まりません。動画を撮影するためのカメラや、音声を拾うためのマイク、映りをよくするための照明など、さまざまな機材をそろえる必要があります。
これら以外にも、配信ツールや安定したネット接続環境、騒音対策のできる設備も欠かせません。これらをすべて自社でそろえるとなると、それなりの初期費用が発生します。
ウェビナー撮影用スタジオの多くは、これらの設備が整っています。撮影や配信に必要な機材・設備を一通りそろえつつ、中には防音対策を施しているスタジオもあります。
初めてウェビナーを開催しようと考えている企業の場合、何が必要なのかもわかりません。最適な機材やツールに関する知識に乏しいため、実際にウェビナーを開催するまでに時間がかかりすぎてしまう可能性があります。専用スタジオを利用すれば、このようなリスクも回避できるでしょう。
ウェビナーに関する知識がなくても開催できる
ウェビナー開催にあたり、まずは配信するコンテンツを制作しなければなりません。配信用の動画を撮影し、必要に応じて字幕やナレーション、エフェクト処理などさまざまな編集も行う必要があります。
また、配信ツールやパソコンのセットアップのほか、開催当日には滞りなくスムーズにウェビナーを進める必要があります。とはいえ、初心者がこれらすべてをクリアするのは、あまり現実的ではありません。撮影だけならまだしも、高度な編集処理や配信環境の整備などには、知識や技術、経験が求められるからです。
ウェビナー撮影・配信専用のスタジオなら、こうした問題も解決できるでしょう。専属の技術者が在籍しているスタジオなら、豊富な知識や技術、経験でウェビナー初心者をサポートしてくれます。初めてウェビナーを開催しようと考えている企業にこそ、専用スタジオの利用をおすすめします。
ウェビナーを実施するのに最適なスタジオの選び方
近年ではウェビナーを活用する企業や団体が増えたことから、専用スタジオの数も以前に比べ増加しました。では、数あるスタジオの中から自社に適したスタジオを選ぶには、どのような点に着目すればよいのでしょうか。
自社から近い位置にある
自社から近いスタジオなら、撮影や配信に必要な道具を運びやすいメリットがあります。カメラや照明など以外にも、ウェビナーを開催するにあたっては、さまざまな道具を要するため、できるだけ自社から近いスタジオを選ぶことが基本です。
時間効率の観点からも、近場のスタジオを選ぶことをおすすめします。もし、配信当日に何か忘れものをしたとしても、自社に近ければ対応しやすいでしょう。配信後、すぐ自社に戻り会議や反省会もでき、時間を有意義に使えるのです。
自社の利用目的を満たす
スタジオによって、規模や設備、費用などが大きく異なります。選ぶときのポイントはいくつかありますが、もっとも重要なのは、自社の利用目的にマッチしているかどうかです。
例えば、すでに撮影や配信に必要な機材やネットワークがすべてそろっており、ウェビナーに関する知識を有するスタッフもいるのなら、レンタルスペースで十分です。このようなケースにおいては、わざわざコンテンツ制作や撮影のプロが在籍するスタジオを選ぶメリットは少ないでしょう。
撮影や配信は自社で可能なものの、機材が不足している場合には、設備の整ったスタジオの利用がおすすめです。撮影から編集、配信までトータルサポートを受けたいのなら、プロが在籍するウェビナー専用スタジオがよいでしょう。
「自社でできること・できないこと」を把握し、足りない部分を補ってくれるスタジオを選ぶことが大切です。
配信に関するサポートが受けられる
ウェビナーを最近知った、または以前から知っていたものの、何から始めればよいのかわからないといった状態なら、専門スタッフのサポートを受けられるスタジオを選びましょう。あらゆる面でサポートが受けられるため、短期間でウェビナー開催へこぎ着けられます。
ウェビナーのノウハウをまったく持たない企業が、今からコンテンツ制作の知識や技術を覚え、効果的な配信を行うのは至難の業です。いたずらに時間がかかってしまい、機会損失につながるおそれもあります。
スタジオによっては、資料を準備するだけで撮影から編集、配信サポートまで行ってくれるところもあります。中には配信のリハーサルや、アンケートページへの誘導などに対応しているところもあるため、そうしたスタジオを選べば、初めてウェビナー開催する企業も安心して任せられるでしょう。
まとめ
自社のニーズにマッチしたスタジオを選ぶことが、もっとも大切です。自社にできること・できないこと、目標とすることなどを明確にし、それを踏まえてスタジオを選びましょう。
株式会社ヒューマンセントリックスは、ウェビナーにおける動画撮影からライブ配信まで、ワンストップでサービスを提供しています。必要機材はすべてそろっており、手厚いサポートも受けられるため、初めてウェビナーを開催しようとしている企業にとって、心強い味方となります。もしウェビナーを検討している場合にはお声がけいただければ幸いです。
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