企業ホームページには企業の一般的な概要を伝える以外にも、新規顧客開拓など営業ツールとしての役割もあります。自社製品やサービスを魅力的に伝えられれば、ホームページ経由での問い合わせは増加し、売上に大きく貢献することになるでしょう。逆に売上の伸びが思うようにいかない場合は、企業ホームページに何らかの改良を加える必要があります。
例えば、製品によってはテキストと写真だけで魅力を伝えるのが難しい場合があります。そうした製品を紹介する際は動画を活用するのが有効です。動画はテキストや写真に比べると詰め込める情報量が非常に多く、実際に製品を動かしているシーンを視聴してもらうこともできます。さらに、動画にさまざまな演出を加えて視覚的・聴覚的に刺激を与え、印象に残りやすいコンテンツへと仕上げられます。
では、どのような動画を制作すればよいのか?本記事では、ホームページで効果的に動画を活用する方法をご紹介します。
PR活動から採用活動まで、効果的な動画活用法
1分間の動画には、テキスト180万語分の情報量があると言われています。その動画を使えば、企業ホームページ上でさまざまな活用が可能です。それでは、具体的な動画活用法をご紹介します。
1. 製品・サービスをシンプルに紹介する
製品・サービスの特徴を分かりやすく紹介し、購入するメリットを提示することで企業ホームページ経由のCV(コンバージョン)をより多く獲得することができます。多くの消費者・企業はホームページに紹介動画が掲載れていると、具体的な検討を進められるとしています。
2. 製品を実際に動かしている姿を紹介する
製品によっては、企業ホームページで記載されているテキストや写真だけでは実物のイメージが沸かないことがあります。例えば掃除機は、テキストと写真で特徴やビジュアルを確認することができても、実際にどの程度の吸引力があるかの判断は尽きません。そこで、製品を実際に動かしている姿を動画にすると、購入後のイメージを膨らませることができます。
3. さまざまなアレンジ方法を紹介する
圧力鍋を販売するにあたり、製品の特徴や使い方を紹介するだけの動画ではつまらないですね。そこで、圧力鍋を使ったさまざまなアレンジレシピを料理番組のように動画で配信することで、ユーザーは楽しみながら圧力鍋の購入検討を進めることができます。
4. マニュアルとして動画を複数用意する
最近では、テキストマニュアルに加えて動画マニュアルを提供する企業が増えています。動画ではより具体的な使い方を紹介できますし、1度制作すればテキストマニュアル同様長期的に活用できます。顧客満足度向上も期待できるでしょう。
5. 企業の経営理念をストーリーで伝える
企業が展開している事業や、製品・サービスに関する思いを伝えるのに最適なのが経営理念等をストーリーで伝えることです。企業の自社製品・サービスに対する熱い思いを動画で配信することで、ファン創出やロイヤリティ(愛着心)向上に繋がります。
6. オフィスの雰囲気を伝える
なぜ動画でオフィスの雰囲気を伝えるのか?その理由は、動画を通じて企業としての人となりを理解することを促し、親近感を持ってもらうためです。お洒落なオフィスの場合は動画にしてホームページに掲載するだけで1つのコンテンツとして成り立ちますし、採用活動の一環としても活用できます。
7. セミナー・展示会の臨場感を伝える
セミナー・展示会などのイベントごとを積極的に開催している企業ならば、その様子を動画に収めてホームページに掲載しましょう。核心的な部分を映す必要はありません。しかしそれだけで、セミナー・展示会の臨場感を伝えてユーザーに行ってみたいと思わせることができます。
8. 事例・インタビュー動画を掲載する
BtoBの場合、企業ホームページに事例・インタビューコンテンツを掲載することが多いです。これを動画で制作し掲載してみてはいかがでしょうか?動画は多様な表現方法で、事例・インタビューを魅力的に仕上げることができ、ユーザーに具体的な検討を促すことに繋がります。
9. 英語テロップ・ナレーションで海外向け動画を掲載する
日本語で制作した動画に、英語テロップやナレーションを付け加えれば海外市場に向けて動画を配信することも可能です。下手に英語で動画を制作するよりも、製品やサービス、企業の魅力がダイレクトに伝わることが多いでしょう。
10. IR活動の一環として決算説明会動画を掲載する
IR動画は、株主や投資家に向けて企業の経営状況や方向性をダイレクトに伝える効果があります。また、決算説明会の様子を撮影して企業ホームページ上に公開すれば、会場の雰囲気や内容を端的に伝えることもできます。コンセプト動画を活用して、IR活動効果を高めることにもつながります。
11. 店舗スタッフを紹介して来店を促す
人は自分の想像が及ばないことに緊張しますが、事前に知っていればその緊張は半分以上ほぐれます。そこで、企業ホームページ上で店舗スタッフを紹介するような動画を掲載すれば、新規来店客も幾分か足を運びやすくなるでしょう。
12. クリエイティブな動画でファンを増やす
時には、製品・サービス紹介やビジネスには直接関係のないクリエイティブな動画を制作するのもよいでしょう。そうした動画はSNS上で一気に拡散する可能性が高く、企業の知名度をアップさせたりファン層を増やしたりする効果があります。
13.ビフォーアフターを比較する
リフォームサービスなど、ユーザーが持っている既存の姿を改良するようなビジネスではビフォーアフター動画を掲載することで、自社の技術力をアピールできます。さまざまな業種で活用できる動画なのでぜひ検討してみてください。
効果的な動画を制作するコツ
動画制作の際に意識したちょっとしたコツをご紹介します。
コツ1. 企画コンセプトを明確に
動画制作で何よりも大切なことが企画コンセプトの明確化です。どんな課題を解決するための動画なのか?誰に向けての動画なのか?適切な動画タイプは何か?などをしっかりと検討した上で、企画コンセプトを固めます。これが動画制作の指針を決めるものなので、時間をかけて検討しましょう。
コツ2. サムネイルも意識する
動画が再生されるかどうかは、意外とサムネイル画像で決まる傾向があります。実際になんの動画なのかを明確に伝えられるようなサムネイルを意識しましょう。
コツ3. ビジネスとの繋がりを持つ
動画制作会社である私たちがいうことではありませんが、動画の品質はそこそこでも内容に魅力があれば効果はあります。そのため内容はしっかりと吟味して、この動画を配信することで、どんなビジネス価値が期待できるか?お客様にどのようなメリットを享受できるのか?というイメージを膨らませて動画を作成するようにしましょう。
コツ4. 時間を意識する
テレビなどですと2時間スペシャルなど多くの時間をかけて視聴してもらうのが一般化されています。しかし、ホームページではそうはいきません。ほとんどの場合、ユーザーはたまたまそのサイトに訪れた存在であり、すぐにでも離れてしまう可能性を秘めています。そのような中で、短時間で適切に情報を伝達する必要があるため、数分が適切なケースが多いでしょう。このことから時間を意識することで動画の内容を真剣に考えるきっかけにもなるでしょう。
弊社、ヒューマンセントリックス ではお客様の目的に応じた様々な動画ノウハウを保有しています。もし、動画制作にご興味がございましたらお気軽にご相談ください。
- トピック:
- 動画制作全般
- 関連キーワード:
- 制作