動画コンテンツのビジネス活用が着々と拡大しています。サイバーエージェントとシード・プランニングおよびデジタルインファクトが共同で実施した調査によると2017年の動画広告市場は1,093億円。これが2020年には2,000億円を突破する見込みです。2015年の動画広告市場は506億円なので5年で約4倍の成長スピードとなります。
参考:動画広告市場、2020年には2,000億円突破!YouTubeを使った革命的WEBマーケティングの重要性
こうした動画ビジネスの波に乗り「自社でも動画コンテンツを活用したい!」と考える企業が増えています。
そして、動画制作後に最初に悩む関門が、どこに動画を置けば良いのかということでしょう。
動画コンテンツを最大限活用するポイントの一つが正しい動画配信サービス(システム)を選ぶことです。動画配信サービスには、企業が動画コンテンツをビジネスで活用するための機能が詰まっています。ただし各サービスによって備わっている機能や得意とすることが違うので、本稿で8個の動画配信サービスを比較していきます。
動画配信サービス8選
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C-stream
C-streamは大宮商会が提供する完全クラウド型の動画ストリーミング配信サービスです。録画した動画を配信するビデオ・オンデマンド配信と、接続したビデオカメラの映像をリアルタイム配信するライブ配信が可能です。正確にはC-stream@VOD、C-stream@LIVE、C-stream@E-learningASP、C-stream@WEBセミナーASPという4つのモジュールで構成されており、動画コンテンツ活用の目的に合わせて導入するモジュールを選択します。
C-stream@VOD…録画した映像をWEB配信するサービス
C-stream@LIVE…接続したビデオカメラからライブ映像をWEB配信するサービス
C-stream@E-learningASP…録画した映像をもとにE-learningの機能を提供するサービス
C-stream@WEBセミナーASP…ライブ映像をWEBセミナーとして配信するサービス
料金は導入するモジュールによって異なります。C-stream@VODなら月額5,000円~、初期費用無料という低コストで保存容量および配信規模無制限というメリットがあります。
http://www.omiya-s.com/c-stream.php
J-Stream Equipmedia
J-Stream EquipmediaはCDN(コンテンツデリバリネットワーク)経由でセキュリティを保ちつつビジネス向けに特化された機能を提供する動画配信サービスです。動画にアクセスしたユーザーの端末に合わせて最適なビットレートおよび解像度で動画を再生するため、全てのユーザーが快適に動画を視聴できます。さらにAPI機能を備えているので外部システムから機能を呼び出すことも可能です。
分析機能も備わっているので再生回数や視聴時間を取得し、動画コンテンツ活用の効果検証もできます。
https://www.stream.co.jp/service/platform/equipmedia/
Mediatope
MediatopeはNTTスマートコネクトが提供する動画配信サービスでありビデオプラットフォーム提供、マルチデバイス対応、視聴解析、配信コントロール、開発者向けAPIの提供、広告挿入、ライブ配信、タイプ別サービス提供という特長を持ちます。NTTグループが提供する安心感と動画コンテンツ活用に関するノウハウが詰まっているというのも特長の一つです。
広告挿入では配信している動画コンテンツの好きなところに広告動画を再生することができ、YouTubeなど動画配信プラットフォームの広告サービスを活用せずとも独自の広告展開が可能です。
https://www.smartstream.ne.jp/mediatope/
MOOGA
MOOGAは「見せたい動画を、見せたい人へ」をコンセプトにした動画配信サービスです。特徴はシンプルなプランおよび料金設定でしょう。保存容量、月間転送量、アカウント数によって料金が明確に分かれています。
|
無料お試し |
ライト |
スタンダート |
プレミアム |
プラチナ |
料金 |
1ヵ月無料 |
15,000円 |
30,000円 |
50,000円 |
100,000円 |
保存容量 |
1GB |
2GB |
20GB |
50GB |
100GB |
月間転送量 |
1GB |
300GB |
500GB |
1TB |
1TB |
アカウント数 |
5 |
30 |
100 |
300 |
無制限 |
初期費用 |
一律50,000円 |
プランと料金が単純明快なことで予算が確保しやすいというメリットがあります。機能は非常にシンプルなので初めて動画配信サービスを導入する企業にもおすすめです。
millvi
millviは動画配信サービスの中でも多機能を提供するサービスの一つです。集客や口コミ効果が期待できるソーシャルメディア連携も可能なので、TwitterなどのSNSを活用した動画コンテンツビジネスを展開できます。ぐるなびやキャノンマーケティングジャパンなど有名企業への導入実績も豊富なので、現状のビジネス課題を解決するための有効なサービスです。
料金は月額費用が50,000円~と多少高めに設定されていますが、本格的に動画コンテンツを配信したい企業におすすめです。
necfru Media Cloud
日本では数少ない動画配信に特化したサービスを提供する株式会社ネクフルのサービスです。企業の要望に応じた最適な動画配信プラットフォームを構築するため、料金が一定ではありません。月額固定の料金は無いものの、環境に合わせて最適なコストで導入できるというのがメリットです。
動画配信の機能も充実しているので本格的に動画コンテンツを配信したい企業におすすめです。
P-stream
P-streamは月額9,800円~というリーズナブルな動画配信サービスです。もちろん動画コンテンツ活用の目的に合わせて上位プランを利用することで、高度な機能を活用できます。CDN経由なのでセキュリティ面も安心であり、社内向けの動画配信サービスとしても導入できます。
メガDOGA
メガDOGAはSSL通信によりセキュリティを確保し、大規模な動画コンテンツ配信も可能な人気の動画配信サービスです。オンデマンド配信とライブ配信のどちらにも対応しており、会員認証機能などで特定の会員にのみ動画コンテンツを配信することも可能です。
料金は月額30,000円~と比較的リーズナブルなので導入しやすい動画配信サービスの一つです。
http://megadoga.jp/
まとめ
動画コンテンツ活用の目的に合わせた動画配信サービス選びができれば、ビジネスの価値が高まります。今後動画コンテンツをビジネスに取り入れようという皆さんは、慎重な検討で最適なサービスを導入してください。
ヒューマンセントリックスでは、目的な応じた動画配信プラットフォームを用意しています。最適な動画配信プラットフォームでご不明な点がございましたらヒューマンセントリックスまでお問い合わせください。
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