動画広告がデジタルマーケティングの中心になってからすでに5年以上が経過しています。テレビCMよりも気軽に映像での広告を配信できることから、企業規模を問わず取り組まれているマーケティングです。その勢いは加速しており米国では動画広告への出稿費が830億ドル(約9兆300億円)に達し、テレビ広告の出稿費710億ドル(約7兆7,200億円)を上回っています。
参考:米デジタル動画広告の市場規模は15兆円 「TVに代わる存在」に
しかし、日本国内において動画広告を有効に活用してビジネスを成功させているという企業はまだまだ少ないでしょう。
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そこで今回は、動画広告がなぜ注目されているのかという基本から主要な配信プラットフォームの種類と効果をご紹介します。
なぜ動画広告なのか?
なぜ動画広告がここまで注目されているのか?その理由を4つにまとめました。
理由①:動画広告市場が急速に拡大中!
前述のように動画広告市場は急速に拡大しており、欧米諸国ではすでにテレビ広告の出稿費を上回る勢いを見せています。肝心の国内市場はというと、市場規模で言えば多くはないものの2020年には現時点での市場規模の2倍に拡大する見通しです。
この情報はサイバーエージェントとシード・プランニングおよびデジタルインファクトが共同で実施した調査によって明らかになっています。
参考:動画広告市場、2020年には2,000億円突破!YouTubeを使った革命的WEBマーケティングの重要性
理由②:テキストや画像よりも圧倒的な情報量!
動画コンテンツの情報量はテキストや画像のそれを圧倒的に凌駕します。動画はテキストに落とし込めない視覚や聴覚、感覚的なことまで簡単に伝えられる唯一のコンテンツです。動画コンテンツなら1分程度で圧倒的な情報量を伝達できます。動画コンテンツは1分間視聴してもらうことはそうそう難しいことではありません。
理由③:動画広告は購入に繋がりやすい!
米国の調査委会社によると動画広告を見たユーザーは、見ていないユーザーに比べて64%も購入確率が向上するそうです。また、90%のユーザーは製品やサービスに関する動画がある方が意思決定しやすいとしており顧客化するための確率を向上させるのに動画は有効なのです。
理由④:動画はユーザーの生活の一部に!
動画コンテンツはすでにユーザーの生活の一部です。世界中で毎日1億人以上のユーザーがオンライン動画を視聴しており、ネットに費やす時間の3分の1が動画視聴です。さらに1ユーザーあたり平均で毎月32個以上の動画を閲覧しています。このことはインターネットの世界においても動画が当たり前になったということに他なりません。
以上4つの理由から動画広告の注目度は急速に高まっており、それに伴って動画広告を活用した際の効果も必然的に高まっています。
主要サービスの種類と効果
①YouTube
YouTubeは1日の再生時間が10億時間を超える最も巨大な動画配信プラットフォームです。動画広告サービスを提供する他のプラットフォームに比べて、圧倒的なユーザー数を誇っています。そのため圧倒的なリーチ数を持っており、不特定多数のユーザーに動画広告を配信したい企業におすすめです。視聴単価が低価格なので大量の動画広告に向いています。
YouTubeの動画広告は不特定多数のユーザーにリーチできる反面、Webサイトに誘導しづらいという難点もあります。加えて動画が勝手に再生されるため動画広告で悪い印象を与えたくないという企業にはおすすめしません。
②Twitter
世界のユーザー数は3億2,800万人と他のSNSに比べて少なめでも、日本国内では月間アクティブユーザー数4,500万人を誇るSNSです。なので国内ではFacebookやInstagramよりも多数のユーザーに動画広告をリーチできます。
Twitterではユーザーの5人に4人がテレビを見ながらツイッターを使用しており、そのうち75%がテレビ番組に関係するツイートをしたことがあります。そのためテレビとの親和性が高いSNSであり、ツイート内容からユーザーの興味関心を分析し独自のターゲティング機能を備えています。
単発的な動画広告を配信するのに向いていおり継続的に動画広告を配信するには向かないかもしれません。
③Facebook
ユーザーの属性や趣味趣向で細かいターゲティングが可能なのがFacebookです。動画広告はタイムラインで自動的に再生され、「シェア」や「いいね!」で爆発的に拡散される可能性があります。Webサイトへの誘導に相性が良いのも特長の一つです。出稿費も安いので初めて動画広告を配信する方にとっても扱いやすいサービスです。
動画広告をしっかり見せたい場合はやはりYouTubeなどとの併用を検討すると良いでしょう。
④Instagram
Instagramは急速にユーザー数を伸ばしているSNSです。現在では月間アクティブユーザー数が2,000万人を超えています。15秒の動画広告が可能でフィルターやフレームを利用することができます。そのためブランディング目的で動画広告を配信する場合に向いています。
ただしBtoB商材などInstagram上にユーザーが少ない場合は動画広告に向きません。
⑤動画配信サービス
動画配信サービスは上記のような動画配信プラットフォームとは別に、ビジネス向けの動画配信をするためのサービスです。オンデマンド配信やライブ配信など様々な機能を提供することでビジネスにおける動画コンテンツ活用を支援します。
数ある動画配信サービスの中には動画コンテンツの中に動画広告を挿入する機能も備わっているので、出稿費をかけずに動画広告を配信することもできます。
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動画広告を成功させるポイント
いかがでしょうか?
動画広告は配信サービスごとにその特徴や効果が違います。そのため動画広告を成功させるには動画広告の目的に沿った配信サービスを選ぶことが大切です。
そして、それと同じくらい大切なことが最適な方法で動画広告を制作することです。効果の高い動画広告を出稿したいと考えているのであればノウハウを持つ映像制作会社に依頼することが必須です。
私たち動画制作会社ヒューマンセントリックスは動画広告に関するノウハウを多く持ちます。企画提案から動画制作後のマーケティングまで一気通貫でサポートし、企業の動画広告ビジネスを支援します。動画広告に興味がある方は、ぜひ当社までご相談ください。
こちらの「動画広告を成功させるポイント」もご覧ください!
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