せっかく作った動画をTwitterなどで拡散させたいと思うマーケティング担当者は多いのではないでしょうか?
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日本で最もユーザー数が多いSNSといえばTwitter(ツイッター)です。最新の情報では国内の月間アクティブユーザー数は4,500万人。Facebookの2,800万人やInstagramの2,000万人を大きく上回っています。
引用:【無料で簡単DL】2018年3月更新! 11のソーシャルメディア最新動向データまとめ
世界のTwitter月間アクティブユーザーは3億3,000万人なので、日本はその10%以上を占めています。なぜ、日本ではここまでTwitterが人気なのか?
それには「文字数制限140文字というのが日本の詩歌文化にマッチしている」など諸説ありますが、根本的な理由は2011年3月に起きた東日本大震災がきっかけという説が最も有力です。
当時、日本全国で気象・災害情報や都市のインフラ状況をリアルタイムに知るためのツールとしてTwitterが定着し、実際に2011年3月のTwitter利用率は圧倒的に高くなっています。
引用:ニールセン「2011 年 5 月の主要 SNS サイトの動向」
米国では報道ヘリコプターが飛んでいたらTwitterを見れば何が起きているか分かるといいます。このように、「危機管理ツールのためのSNS」として定着したことでユーザー数が他のSNSに比べて圧倒的であり、故にマーケティングプラットフォームとして高い価値を持っています。
では、このTwitterで動画を配信するメリットは果たして何でしょうか?その方法までご紹介します。
Twitterユーザーは動画好き?
Twitterと聞くとテキスト主体の投稿をイメージする方が多いでしょう。
そのため「Twitterで動画マーケティングは効果がないのでは?」と疑問を持つ方も多いかもしれません。
果たして本当でしょうか。その実態を、実際のデータをもとに確認してみましょう。
少し古いデータですが「New research: Twitter users love to watch, discover and engage with video(最新調査:Twitterユーザーは動画検索が大好き)」というTwitterブログに掲載された記事によると、次のような統計が出ています。
- 82%のTwitterユーザーが他のどのSNSよりもTwitterを利用して動画を視聴している
- 41%のTwitterユーザーが動画を検索するための素晴らしいツールだと認識している一方、YouTubeは特定の動画を見るための場として利用している
- 動画付きのツイートはテキストベースのものよりも2倍以上のリプライ、リツイート、お気に入り生み出している
引用:New research: Twitter users love to watch, discover and engage with video
「Twitterユーザーは動画好き」という認識は少し違うかもしれませんが、Twitterを動画視聴のための有用なツールとして利用していることは確かなようです。
Twitterで動画配信するメリット
Twitterにて動画を配信するメリットはSNSの特徴を知ることで把握できます。
たとえばInstagramに投稿されるコンテンツはビジュアル(画像・動画)がメインであり、ユーザー同士が興味関心に加えて「感性」で繋がるのが特徴です。それに対してTwitterは興味関心だけで繋がることに加えて、「リアルタイム性に優れている」という特徴があります。
その特徴を明確に表している事例が、キリン淡麗グリーンラベルが2015年に行ったキャンペーンの「Twitterおにごっこ」です。このキャンペーンは特設サイトを通じて「#インダヨ」とツイートして、鬼のTwitterアカウントから30分以内に「#グリーンダヨ」とリプライ(返信)されなかったら勝ちというルールです。鬼から逃れられたユーザーにはキリン淡麗グリーンラベルを6缶プレゼントしています。
このキャンペーンは参加人数1万6,000人と成功を収め大きな販促活動に繋がりました。Twitterが持つリアルタイム性を色濃く反映した事例です。
Twitterにて動画マーケティングを展開する際は、こうしたリアルタイム性に着目すると高い効果を発揮します。
なにせ月間アクティブユーザー数が4,500万人なのですから、一度コンテンツが拡散されれば爆発的な拡散に繋がる可能性があります。そのため、Twitterを活用する際は「認知拡大」を目的に動画を配信するのが一般的です。
動画の内容も製品やサービスの詳細を固く紹介するのではなく、ストーリー仕立てやインパクト重視でユーザーの感情を揺さぶるような内容が高い効果を発揮するでしょう。
Twitterで動画を配信する方法
Twitterアカウントを所持していなければまずはアカウントを作成します。その際は、コストはかかりますが法人アカウントの作成をおすすめします。
法人アカウントを作成するとTwitterアナリティクスという解析ツールを利用できるため、投稿ごとの効果を測定したり、自社アカウントをフォローしているユーザーに関するインサイト情報を取得できるというメリットがあります。
Twitterをプラットフォームとして動画マーケティングを展開するのであれば不可欠なツールです。
Twitterアカウントさえあれば方法はかなり簡単で、投稿画面にてアップロードする動画を選択しツイートボタンをクリックすることで動画がアップロードされます。ただしアップロードする動画には次のような要件があるので注意しましょう。
Twitter動画の要件:
- 対応拡張子: MP4(H264形式、AAC音声)
- 最大動画サイズ: 512MB、2分20秒以下
- 最小解像度: 32 x 32 ・最大解像度: 1920 x 1200(および1200 x 1900)
- 縦横比: 1:2.39~2.39:1の範囲
- 最大フレームレート: 40fps
- 最大ビットレート: 25Mbps
最近特に注目されている動画マーケティングがTwitterの「Periscope」というライブ動画配信サービスを使ったものです。
Periscopeはユーザー情報に紐づけて動画配信が可能だったり、360度動画にも対応しているのが特徴です。こうしたサービスの登場によって動画マーケティングの幅も広がっているため、様々な施策を展開できるでしょう。
こちらの「動画配信サービス 比較」も参考にしてください。
適切な動画マーケティングを
TwitterなどのSNSはユーザーと近い位置でコミュニケーションが取れます。それは企業にとって大きなアドバンテージですが、些細なことでブランドイメージが低下してしまうことも意味します。そのため、Twitterで動画マーケティングを展開する際は慎重な動画設計を心がけてください。
もし、マーケティング動画を製作する場合には動画制作会社ヒューマンセントリックスまでお声がけいただければ嬉しいです。
- トピック:
- 動画マーケティング
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